自発的退去に14万円支給=米、コスパ重視の不法移民対策 2025年05月06日 06時40分

米国から送還される不法移民=1月23日、南部テキサス州フォートブリス基地(国防総省提供)(AFP時事)
米国から送還される不法移民=1月23日、南部テキサス州フォートブリス基地(国防総省提供)(AFP時事)

 【ワシントン時事】米国土安全保障省は5日、自発的に国外退去する不法移民に対し、1000ドル(約14万円)を支給すると発表した。航空券の手配など旅行支援もする。トランプ政権が進める不法移民対策の一環で、強制送還よりも費用対効果に優れているという。
 米政府によると、不法移民の身柄拘束、強制送還にかかるコストは1人当たり平均1万7121ドル(約250万円)で、自発的退去の方がはるかに安上がり。同省は「尊厳ある方法で米国を去ることができ、移民税関捜査局(ICE)との接触も回避できる」とした上で、専用のアプリで申請するよう呼び掛けている。 

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