豪首相、米大統領と電話会談=関税協議やAUKUS推進呼び掛け 2025年05月05日 15時33分
【シドニー、ワシントン時事】オーストラリアのアルバニージー首相は5日、与党・労働党の総選挙勝利を受け、トランプ米大統領と電話会談を行った。アルバニージー氏は、米国による相互関税の適用除外に向け、協議を本格化させるよう要請。トランプ氏も応じる姿勢を示した。また、アルバニージー氏は米英豪の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」の協力推進を呼び掛けた。
アルバニージー氏は記者会見で「大統領から電話をもらった。気遣いや温かさがこもっていた」と説明。関税問題の詳細には立ち入らなかったが、「大統領は一緒に仕事をしていきたいという意向を示した」と述べた。一方、トランプ氏はホワイトハウスで記者団に対し、「首相は私に敬意を表してくれた。われわれは非常にいい関係だ」と語った。