トランプ氏、教皇姿で物議=AI画像に「不快」と批判 2025年05月04日 07時01分

トランプ米大統領が自身のSNSアカウントに投稿したローマ教皇に扮(ふん)した画像(SNS「トゥルース・ソーシャル」から)
トランプ米大統領が自身のSNSアカウントに投稿したローマ教皇に扮(ふん)した画像(SNS「トゥルース・ソーシャル」から)

 【パリ時事】トランプ米大統領がローマ教皇に扮(ふん)した画像を自身のSNSアカウントに投稿し、物議を醸している。4月に88歳で死去したフランシスコ教皇の後任を決める選挙「コンクラーベ」は7日に始まる予定で、イタリアのレンツィ元首相は3日、「(カトリック)信者を不快にさせる」と批判した。
 画像は人工知能(AI)で作成されたとみられ、SNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿。米ホワイトハウスのX(旧ツイッター)アカウントでも取り上げられた。
 一方、レンツィ氏はX上で、画像に「恥!」と上書きし、「道化師」と切り捨てた。イタリアメディアによれば、上院議員の1人も「教皇選への深刻な干渉の試みだ」と非難。ただ、教皇庁報道官はコメントを控えた。
 トランプ氏は数日前、記者団に「教皇になりたい」と冗談を飛ばしたほか、「非常に優秀なニューヨーク出身の枢機卿がいる」と発言。次期教皇候補としてドーラン・ニューヨーク大司教(75)に肩入れしたと受け止められている。 

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