与党が議席の9割確保=建国以来の一党支配維持―シンガポール総選挙 2025年05月04日 00時31分

【シンガポール時事】シンガポール議会(一院制、任期5年)総選挙の投票が3日行われ、即日開票の結果、与党・人民行動党(PAP)が議席の約9割を確保し、1965年の建国以来60年続く実質的な一党支配体制の維持に成功した。総選挙は2020年7月以来、約5年ぶりで、24年5月に就任したローレンス・ウォン首相の下では初めて。
ウォン氏は投票結果を受けた4日未明の記者会見で「政府への信頼や確信の表れ」と強調し、「世界情勢が激動する中、国民生活の向上に力を尽くす」と表明した。投票率は92%だった。