パレスチナ系少年刺殺で禁錮53年=大家の男、憎悪犯罪―米 2025年05月03日 08時14分
【ニューヨーク時事】米中西部イリノイ州地裁は2日、2023年10月にパレスチナ系米国人の少年=当時(6)=を刺殺し、母親に重傷を負わせたとして、殺人やヘイトクライム(憎悪犯罪)などの罪に問われた大家の男(73)に対し、禁錮53年を言い渡した。米メディアが報じた。
事件は、パレスチナのイスラム組織ハマスがイスラエルを奇襲した1週間後に発生した。男は「イスラム教徒は死ななくてはならない」と言いながら母親を襲撃。少年をナイフで26回刺して殺害した。
男は量刑言い渡しに際して、証言を拒否した。陪審は2月、反イスラム感情からの犯行だとして男に有罪評決を下していた。