野党李在明氏「民主主義を回復」=構想発表も具体策言及せず―韓国大統領選 2025年04月11日 15時42分

11日、ソウルの韓国国会で記者会見する革新系最大野党「共に民主党」の李在明前代表
11日、ソウルの韓国国会で記者会見する革新系最大野党「共に民主党」の李在明前代表

 【ソウル時事】韓国の革新系最大野党「共に民主党」の李在明前代表が11日、記者会見を開き、大統領選(6月3日投開票)に向けた構想を発表した。李氏は「民主主義を回復し、止まってしまった経済を再生しなければならない」と訴えた。
 李氏は、トランプ米政権の発足で「自国優先主義の世界大戦が始まった」と指摘。「理念と陣営の対決は、われわれが直面する生存問題の前ではささいなことだ」と述べ、「実用主義」の重要性を主張した。
 この日の会見で具体的な政策の発表はなく、対日関係についての言及もなかった。世論調査機関「韓国ギャラップ」の11日の発表によれば、大統領候補としての李氏の支持率は37%。与野党を通じ他の候補を引き離している。 

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