トランプ氏「取引できる」=韓国首相と関税や防衛費協議 2025年04月08日 22時41分

【ソウル時事】トランプ米大統領は8日、韓国大統領の職務を代行する韓悳洙首相と電話会談した。トランプ氏はSNSで、関税措置や在韓米軍の駐留経費負担問題を協議したと明らかにし、「素晴らしい取引ができる可能性がある」と表明。韓国に防衛費負担の増加を求めることを示唆した。
1月のトランプ政権発足後、会談は電話を含めて初めて。トランプ政権は9日に韓国に対して25%の「相互関税」を発動する方針で、韓氏は見直しを働き掛けたとみられる。韓国政府によると、会談は約30分間行われた。
トランプ氏はSNSで「私の1期目で韓国は数十億ドル(数千億円)の軍事的費用の支払いを始めたが、寝ぼけたバイデン(前米大統領)が取引を終わらせた」と主張。「膨大で持続不可能」な韓国の対米貿易黒字や関税措置のほか、造船業や米アラスカ州の液化天然ガス(LNG)開発について議論したと説明した。