ガザ停戦へ3カ国首脳会議=エジプトや仏など、米大統領とも電話会談 2025年04月08日 08時05分

【カイロ、ワシントン時事】エジプトのシシ大統領は7日、フランスのマクロン大統領、ヨルダンのアブドラ国王とカイロで首脳会議を開き、イスラエルが3月に攻撃を再開したパレスチナ自治区ガザの情勢について協議した。3カ国首脳はトランプ米大統領とも電話で会談し、イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦を確実にする方策を議論。トランプ氏と今後も緊密に連絡を取り合うことで合意した。
1月に発効した停戦合意は延長を巡り交渉が行き詰まり、事実上崩壊した。3カ国首脳は会議後の共同声明で、停戦状態の回復を訴え、ガザへの十分な人道支援や民間人の保護は「国際法上の義務であり、守られなければならない」と強調。ガザ住民の域外への強制退去に反対を表明した。エジプト大統領府によると、トランプ氏との電話会談で3カ国首脳はパレスチナ問題の政治的解決の重要性を訴えた。
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