ガザ住民の域外退去を拒否=エジプト、仏大統領が会談 2025年04月07日 21時57分
【カイロ時事】エジプトのシシ大統領は7日、首都カイロで同国を訪問したフランスのマクロン大統領と会談し、イスラエルが3月に攻撃を再開したパレスチナ自治区ガザの情勢について協議した。シシ氏は会談後の共同記者会見で、ガザ住民の域外退去を促す動きを拒否することでマクロン氏と合意したと述べた。
エジプトなどが仲介するイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦交渉は停滞しているが、両首脳は停戦状態の回復の必要性で一致した。
マクロン氏は記者会見で、ガザ住民の強制退去やイスラエルの一部政治家が主張するガザやヨルダン川西岸の併合に関し、「国際法違反であり、地域全体の安全保障に対する深刻な脅威となる」と反対する姿勢を強調。ハマスのガザ統治を認めない考えも表明した。