韓国大統領選、6月3日投開票=政府方針、8日決定―一斉報道、尹氏罷免で短期戦 2025年04月07日 09時57分

7日、ソウルの国会内で開かれた革新系最大野党「共に民主党」の幹部会議で発言する李在明代表(中央)
7日、ソウルの国会内で開かれた革新系最大野党「共に民主党」の幹部会議で発言する李在明代表(中央)

 【ソウル時事】韓国メディアは7日、尹錫悦前大統領の罷免に伴う大統領選の日程について、6月3日投開票とする方針を政府が固めたと一斉に報じた。政府関係者の話としている。今月8日の閣議で決定する。
 憲法裁判所は4日、「非常戒厳」宣言を巡り弾劾訴追された尹氏を罷免した。憲法は60日以内の大統領選実施を定めており、政府は最も長く選挙戦を行える日程を選んだ形だ。ただ、候補者選びを含め通常なら半年以上にわたる選挙戦は今回、約2カ月にとどまることになる。
 政界関係者によると、5月10日から候補者登録を受け付け、同12日に公式な選挙運動が始まるとみられる。閣議を総括する国務総理室は時事通信の取材に「日程はまだ確定しておらず、協議中だ」と述べるにとどめた。
 各種世論調査では、革新系最大野党「共に民主党」の李在明代表が支持率でリードしている。調査機関「リアルメーター」の7日の発表によると、56.9%が政権交代を望むと答え、与党の政権維持が好ましいとの回答は37.0%だった。 

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