ルペン氏、大統領選「諦めない」=出馬禁止で抗議集会―仏 2025年04月07日 06時17分

【パリ時事】フランスの極右野党・国民連合(RN)を実質的に率いるルペン前党首(56)は6日、パリの集会で演説し、2027年の次期大統領選への出馬を禁じた公金横領事件の有罪判決について「司法ではなく政治の決定だ」と主張した。「私は諦めない」とも強調した。
パリの裁判所は3月末、RNが欧州連合(EU)から架空の秘書給与計約440万ユーロ(約7億1000万円)を受給したとして、ルペン氏に5年間の被選挙権停止と判決確定前の仮執行などを宣告。ルペン氏は控訴し、26年夏に二審判決が言い渡される見込みだ。
抗議集会に参加した大勢の支持者は国旗を振ったり、声援を送ったりした。党員の男性(20)はテレビの取材に「素晴らしい演説だった。われわれは(ルペン氏の出馬へ)希望を持ち続けねばならない」と話した。