対ロ、ウクライナ支援で結束=中国軍拡を懸念―NATO外相会合 2025年04月05日 04時57分

4日、ブリュッセルで記者会見する北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長(EPA時事)
4日、ブリュッセルで記者会見する北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長(EPA時事)

 【ロンドン時事】北大西洋条約機構(NATO)外相会合が4日、ブリュッセルでの2日間の日程を終えて閉幕した。記者会見したルッテ事務総長は「世界がより危険になる中、NATOはこれまで以上に必要とされている」と述べ、加盟国間の結束の重要性を強調した。会合にはルビオ米国務長官が就任後初めて出席し、米国のNATOへの関与継続を誓った。
 会合では、ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、国防支出の増額や防衛産業の生産能力強化などが主な議題となり、各国は6月の首脳会議に向けて計画を具体化させていくことで一致した。ウクライナへの支援継続でも合意し、加盟国が今年1~3月に拠出を約束した支援額は200億ユーロ(約3兆2000億円)を超えた。
 また、中国について、北朝鮮やイランと共にロシアを支援していることへの懸念が共有された。軍拡の勢いが続いていることも踏まえ、ルッテ氏は「中国を甘く見てはいけない」と指摘し、インド太平洋地域のパートナーと位置付ける日本や韓国などとの連携強化に引き続き取り組む考えを示した。ルッテ氏は8~10日に日本を訪れ、石破茂首相や中谷元防衛相と会談する予定だ。 

海外経済ニュース