ウクライナ有志連合、27日首脳会合=「安全の保証」議論仕上げ 2025年03月21日 06時18分

20日、ブリュッセルで記者団の取材に応じるフランスのマクロン大統領(AFP時事)
20日、ブリュッセルで記者団の取材に応じるフランスのマクロン大統領(AFP時事)

 【ロンドン、パリ時事】フランスのマクロン大統領は20日、ロシアが侵攻を続けるウクライナの和平実現に貢献する「有志連合」国の首脳会合がパリで27日に開かれると発表した。ウクライナのゼレンスキー大統領も参加。停戦成立をにらんだ同国軍への支援や、欧州部隊の派遣準備など「安全の保証に関する(一連の)議論の仕上げを行う」方針だ。
 有志連合は英仏が提唱し、2日の欧州主要国首脳会合で結成。20日には軍高官会合が英ロンドン北西部の基地で開かれ、報道によれば20カ国以上が参加した。
 マクロン氏は欧州連合(EU)首脳会議出席で訪れたベルギー・ブリュッセルで記者団に「停戦監視の在り方を巡り英国と検討を重ねてきた」と説明。27日の会合でウクライナ軍支援や派兵計画の明確化を協議すると述べた。
 スターマー英首相は声明で「(ロシアとの交渉で)平和的結論が導かれるよう全ての人が望んでいる。それを永続させるには安全保障の手はずが整っていることが不可欠だ」と強調した。 

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