米ロ首脳、ウクライナ停戦巡り電話会談=プーチン氏歩み寄り焦点 2025年03月19日 00時17分

トランプ米大統領(左)とロシアのプーチン大統領(AFP時事)
トランプ米大統領(左)とロシアのプーチン大統領(AFP時事)

 【ワシントン時事】トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領は18日、ロシアが侵攻を続けるウクライナでの停戦に向け、電話会談を行った。トランプ氏はウクライナとの一時停戦案の受諾を求めており、プーチン氏が歩み寄りを示すかが焦点だ。
 米ロ首脳の直接対話は2月12日以来で、1月の第2次トランプ政権発足後では2回目。ホワイトハウス当局者はX(旧ツイッター)上で、電話会談が米東部時間18日午前10時(日本時間同午後11時)ごろに始まり、「順調に進んでいる」と明らかにした。
 一時停戦案のほか、「領土」や「発電所」が主な議題。ロシアの占領地の扱いやウクライナにある原子力発電所の管理が念頭にあるとみられる。トランプ氏は「特定の資産の分割」に関しても協議すると語っていた。
 戦況を優位に進めるロシアは、ウクライナが停戦期間中に戦力を立て直すことを警戒する。このため、プーチン氏は米国の対ウクライナ軍事支援の停止などを求める可能性がある。停戦合意違反を監視する枠組みも議論の対象になりそうだ。 

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