ウクライナ侵攻3年に連携確認=プーチン氏、米との交渉説明―中ロ首脳 2025年02月24日 18時55分

【北京時事】中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が24日、電話会談した。同日はロシアによるウクライナ侵攻開始から3年の節目。中ロ両政府の発表によると、中ロ連携を強化していく方針を再確認したほか、プーチン氏は、停戦交渉に向けて動きだしたトランプ米政権とのやりとりについて説明した。
習氏は、今年が中ロにとって第2次世界大戦の「戦勝80周年」に当たることを念頭に「歴史が示す通り、ロシアは真の友人だ」と強調。中国の対ロ政策は長期的戦略に基づき、国際情勢に左右されないと語った。
プーチン氏は、18日に米ロ両政府高官がサウジアラビアでウクライナ情勢を巡って会談したことを踏まえ、米側との「接触」について習氏に報告。「衝突の根本原因を取り除き、持続可能で永続的な和平案達成に向けて尽力している」と述べた。習氏は米ロ間の「前向きな努力」への支持を表明し、中国が和平交渉を支援する意向を示した。