週内合意「かなり期待」=ウクライナとの経済協定―米財務長官 2025年02月24日 08時35分

 【ワシントン時事】ベッセント米財務長官は23日、ウクライナとの経済協力協定を巡り、週内の合意に「かなり期待している」と述べた。協定では「軍事的な保証は含まない」としつつも、米企業がウクライナ経済への関与を強めれば、「ウクライナ人の安全が確保され、米国の納税者への見返りも大きくなる」と主張。両国に利益があると訴えた。
 米FOXニュースのインタビューで語った。米国は、支援の見返りにウクライナからレアアース(希土類)供給を受けることを協定に盛り込むよう求めている。ウクライナ側は、自国民の安全が確約されていないとして、合意に至っていない。
 ベッセント氏は22日、英紙フィナンシャル・タイムズへの寄稿で、米国が管理する基金を設け、ウクライナの天然資源やインフラから得られる収入を配分する仕組みを提案したと説明。「将来にわたるウクライナの主権と成功が米国にとって重要であるという明確なシグナルを(ロシアに)送る」ことになる、と利点を強調した。 

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