パレスチナ人の釈放延期=「ハマスが人質侮辱」と批判―イスラエル 2025年02月23日 17時13分

【イスタンブール時事】イスラエル首相府は23日の声明で、パレスチナ自治区ガザで解放された人質6人と引き換えに22日に予定していたパレスチナ人囚人約600人の釈放を延期したと発表した。「人質が侮辱され、宣伝目的で悪用されている」と批判。イスラム組織ハマスは「重大な停戦合意違反だ」と反発している。
ハマスはこれまでの人質解放や遺体返還に際し、急きょ設営されたステージ上に人質やひつぎを乗せ、イスラエルによるガザ攻撃の不当性をアピールしてきた。22日には、今も解放されていないイスラエル人の人質男性2人を引き渡し場所に同行させ、車内から他の人質が解放される様子を見ながら「早く私たちも連れて帰ってほしい」と訴えさせる動画も公開した。