ルワンダ軍のコンゴ撤退要求=反政府勢力「支援」と非難決議―国連安保理 2025年02月22日 10時59分
【ニューヨーク時事】アフリカ中部コンゴ(旧ザイール)東部で政府軍と反政府勢力「3月23日運動(M23)」の衝突が激化している問題を受け、国連安保理は21日、M23による侵攻を非難し、敵対行為の即時停止を求める決議を全会一致で採択した。また、M23を支援しているとして隣国のルワンダ軍を指弾し、同国軍に「コンゴ領土からの無条件の即時撤退」を要求した。
決議はまた、コンゴ軍も特定の武装組織を支援していると糾弾した。今年1月にM23が攻勢を強めて以降、安保理がコンゴ情勢を巡って決議を採択するのは初めて。決議案はフランスが起草した。
ルワンダは、自国の安全保障に関する懸念に対応していないとして「持続的な解決策にならない」と反発した。