米中、対話継続で一致=中国副首相と米財務長官が初会談 2025年02月21日 18時45分

中国外務省の郭嘉昆副報道局長=1月6日、北京
中国外務省の郭嘉昆副報道局長=1月6日、北京

 【北京、ワシントン時事】中国国営中央テレビは21日、何立峰副首相がベッセント米財務長官とビデオ会談を行い、対話の継続で一致したと伝えた。何氏は米国による対中関税の引き上げに「深刻な懸念」を伝えたという。
 米財務省によると、ベッセント氏も輸出に偏り過ぎた中国の経済不均衡や、不公正な政策に「深刻な懸念」を表明。トランプ政権が「米経済を守る貿易政策」などを追求すると強調した。
 何氏は経済政策を担当しており、バイデン前米政権との経済交渉でも責任者を務めてきた。ベッセント氏は1月下旬に就任したばかりで、両氏の会談は初めて。
 中央テレビによると、双方はそれぞれが関心を持つ問題について対話を重ねることに合意。米中は今月初めから相手国の製品に対する関税引き上げなどに踏み切っており、主な議題となったもようだ。 

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