「必要な米国の支援」意見募る=ウクライナ停戦、4月下旬目標か―米政府 2025年02月17日 05時44分

ロイター通信は16日、ロシアの侵攻を受けるウクライナの安全を保証する枠組みに関し、米政府が欧州各国に外交文書を送付し、枠組みに参加する上で必要だと考えている米国の支援内容などを尋ねたと報じた。文書の全文を入手したとしている。
これに関連し、米ブルームバーグ通信は関係者の話として、トランプ政権が欧州側に4月20日のキリスト教のイースター(復活祭)までにウクライナでの停戦を実現したいと伝えたと報じた。ただ、複数の当局者はこの目標について、非現実的とみられると指摘。ある関係者は年末までの解決というシナリオがより可能性が高いと述べた。
文書は先週送られ、設問は6項目。「短期・長期的にどういった米国の資源が必要になると考えているか」と質問した。また、安全保証の枠組みに参加可能と思われる国を挙げるよう要請し、「和平合意」の一環としてウクライナに部隊を派遣する意思があるかどうかも尋ねた。
派遣される欧州主導部隊の規模や展開方法・場所・期間なども打診。ウクライナの交渉力を高めるため同国に供与する用意がある追加の能力・装備を列挙することも求めた。