報道機関封鎖の指示否定=前行政安全相が証言―尹氏弾劾審判 2025年02月11日 18時02分

 【ソウル時事】韓国憲法裁判所は11日、尹錫悦大統領の弾劾審判の第7回弁論を開いた。証人として出廷した李祥敏前行政安全相は「非常戒厳」の際、尹氏から報道機関への電気と水の供給を遮断するよう指示されてはいないと主張。一方、大統領府の申源※(※サンズイに是)国家安保室長は尹氏が2024年3月末~4月初めごろ、戒厳に言及していたと証言した。
 内乱罪で起訴された尹氏の起訴状には、尹氏が李氏に対し、一部新聞社や放送局の封鎖を指示する文書を見せたと記されているが、李氏はこれを否定した形。李氏は尹氏の執務室で、「消防庁」「電気遮断」「断水」などと書かれた紙のメモが目に入り、「どういう意味か分からなかったが、(国民の安全に関わる)事故につながる可能性がある」と判断し、消防庁長官に電話したと説明した。 

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