中国外相、欧米と南ア歴訪=米国務長官と会談機会 2025年02月10日 18時15分

 【北京時事】中国外務省は10日、王毅共産党政治局員兼外相が12日から英国、アイルランド、ドイツ、米国、南アフリカを歴訪すると発表した。ドイツでは14日に始まる「ミュンヘン安全保障会議」に出席。米ニューヨークでは国連安保理の今月の議長国として、18日に「多国間主義」をテーマとした閣僚級会合を主宰する。
 ミュンヘン安保会議にはルビオ米国務長官も出席する。外遊期間中、トランプ新政権下で初となる対面での米中外相会談が実現する可能性がある。王氏とルビオ氏は先月24日に電話会談した。米中間の意思疎通を維持する方針で一致したが、その後、今月4日に米国が対中関税を発動。10日には中国が報復関税を課し、貿易戦争の再燃が現実味を帯びている。 

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