中国、パナマ大使に抗議=「一帯一路」離脱巡り 2025年02月08日 18時22分

 【北京時事】中米パナマが中国主導の巨大経済圏構想「一帯一路」からの離脱手続きを始めたことを巡り、中国外務省は8日、パナマ側に厳重抗議したことを明らかにした。7日に趙志遠外務次官補が駐中国パナマ大使を呼び出し、「深い遺憾の意」を伝えた。
 発表によると、趙氏は「米国が圧力や脅しで中国とパナマの関係を損なわせ、『一帯一路』建設の協力をつぶすのに断固反対する」と表明。「パナマ側が外部の干渉を排除し正しい決定をするよう希望する」と訴えた。
 パナマ大使は「パナマは対中関係を重視しており、本国に伝える」と述べたという。 

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