メキシコへの関税、1カ月延期=国境警備強化で合意―トランプ米政権 2025年02月04日 00時40分

 【サンパウロ、ワシントン時事】メキシコのシェインバウム大統領は3日、記者会見し、同国に対して米国が表明した25%の関税の発動が1カ月延期されると述べた。米側によると、両国は、不法移民や合成麻薬フェンタニルの米国流入阻止に向けた協力策を閣僚級で協議する。
 トランプ米大統領は同日、SNSに「メキシコとの『取引(ディール)』に向けた交渉への参加を楽しみにしている」と投稿した。
 トランプ氏によると、シェインバウム氏は、米国との国境に1万人規模の軍を派遣し、警備を強化することに合意した。
 米国は不法移民や合成麻薬の流入が止まらないことへの対抗措置として、カナダとメキシコからの輸入品に対し、4日に25%の関税を発動すると通告していた。 

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