サムスン会長、控訴審も無罪=グループ継承巡り―韓国高裁 2025年02月03日 17時36分
【ソウル時事】韓国の財閥・サムスングループの経営権継承を目的に、系列会社の株価を不正に操作したとして資本市場法違反などの罪に問われたグループトップの李在鎔サムスン電子会長の控訴審判決が3日、ソウル高裁であった。高裁は一審の無罪判決を支持し、検察の控訴を「理由がない」と棄却した。
李氏は同社副会長だった2015年に系列会社であるサムスン物産と繊維会社「第一毛織」の合併を行った際、自身に有利な形で経営支配力を強化するため株価操作などを指示したとして、20年に在宅起訴された。一審のソウル中央地裁は24年2月、「犯罪が証明されていない」として無罪を言い渡した。