北朝鮮、米国務長官を初非難=「ならず者国家」に反発 2025年02月03日 07時07分

 【ソウル、ワシントン時事】北朝鮮外務省報道官は2日、談話を発表し、ルビオ米国務長官が北朝鮮を「ならず者国家」と呼んだと非難し、「敵対的な米国のいかなる挑発にも強力に対応する」と警告した。トランプ米政権発足後、長官を名指しで非難するのは初めて。朝鮮中央通信が3日伝えた。
 報道官は、米国こそが「世界で最も不良な国だ」と主張。「米国の対外政策を総括する人物の敵対的発言は、きのうもきょうも全く変わらない(対北朝鮮)敵視政策を改めて確認する契機となった」と強調した。
 報道官は「ルビオ(氏)の低レベルで非常識な妄言は新しく発足した米政権の誤った見方を示すだけであり、米国の国益に沿わない」と訴えた。ルビオ氏は1月下旬、米国の言論人とのインタビューで「(われわれは)イランや北朝鮮といったならず者国家にも対処しなければならない」と指摘していた。 

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