中国の若者失業率、前年比で上昇=24年12月、景気低迷で雇用悪化 2025年01月20日 20時03分
【北京時事】中国国家統計局が20日までに発表した2024年12月の若年層都市部失業率(16~24歳)は15.7%と、前年同月(14.9%)を上回った。最新基準で前年比の失業率上昇が確認されたのは初めて。景気低迷を背景に企業は採用を絞っており、中国のSNSでは「失業した」といった投稿が相次いでいる。
若年層失業率は、23年6月に過去最悪の21.3%に上昇。ただ、統計局は直後の7月から5カ月連続でデータの公表を見送った。12月から再開したものの、求職中の学生を失業率から取り除くなど基準を変更。それ以前の統計とは比較ができなくなっていた。