ファクトチェック廃止「米国限定」=米メタ、ブラジルに説明 2025年01月15日 06時41分

米メタのロゴマーク(AFP時事)
米メタのロゴマーク(AFP時事)

 【サンパウロ時事】米メタ(旧フェイスブック)が外部機関による投稿内容のファクトチェック(事実確認)廃止について、当面は米国に限定するとブラジル政府に伝えていたことが14日、明らかになった。
 メタは7日、米国でのファクトチェック廃止を発表。ブラジル政府は同国でも廃止されるかなどの確認を求めていた。ブラジル司法機関が公開した13日付のメタの書簡によると、同社は「現時点ではファクトチェックは米国だけで廃止する」と説明した。
 これに対してブラジル側は、メタが書簡でヘイトスピーチに関する規範をブラジルで変更したと記したことに「深刻な懸念」を表明。法に抵触する可能性を指摘した。来週にもメタの方針変更について、政府機関や市民団体などが参加する公聴会を開く方針だ。 

海外経済ニュース