就任までの発表「期待」=次期米政権の中東特使―ガザ停戦 2025年01月08日 07時26分
【ワシントン時事】トランプ次期米政権で中東問題担当特使を務めるウィトコフ氏は7日、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザの停戦交渉について、「(20日の)就任式までに大統領に代わって良い発表ができることを期待している」と語った。トランプ次期大統領の記者会見に同席した。
ウィトコフ氏は会見で、仲介国カタールの首都ドーハで再開した停戦交渉に関し、「多くの進展があった」と説明。詳細には踏み込まなかったが、「複数の命を救うだろう。寸前まで来ていると信じている」と強調したほか、交渉のためにドーハを近く訪れると明らかにした。
トランプ氏は、イスラエル人や米国人らの人質を拘束しているハマスに対し、「交渉を駄目にしたくはない。就任までに解放しなければ中東で地獄が始まるだろう」と警告。早期解放を要求した。