「Xマスツリー食べないで」=食品安全庁が異例の警告―ベルギー 2025年01月08日 07時16分
【ロンドン時事】ベルギー連邦食品安全庁は7日、クリスマスツリーを食べないよう呼び掛ける異例の警告を出した。環境意識が高い北部の都市ヘントがツリーの再利用方法として、針葉を料理に使うことを市のサイトで提案したが、同庁は安全性に問題があると指摘した。AFP通信が伝えた。
市のサイトでは、北欧スカンディナビアでの活用例として、針葉をゆでて乾燥させ、バターに風味を加える方法などが紹介されていた。
同庁は声明で「クリスマスツリーは食用として想定されていない」と強調。農薬や難燃剤が使われている可能性があるとして、人間や動物に深刻な健康被害をもたらす恐れがあると警鐘を鳴らした。
警告を受けてヘント市はサイトの記事のタイトルを「クリスマスツリーを食べよう」から「スカンディナビアの人々はクリスマスツリーを食べる」に変更したという。