女性のぞける窓設置禁止=タリバン布告、「わいせつ被害防止」―アフガン 2025年01月06日 15時27分

アフガニスタン南部カンダハルで、全身を覆う衣服ブルカを着て歩く女性=2024年12月(AFP時事)
アフガニスタン南部カンダハルで、全身を覆う衣服ブルカを着て歩く女性=2024年12月(AFP時事)

 【ニューデリー時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権は、隣家で生活する女性の姿をのぞくことができるような窓の設置を禁じた。強制わいせつ行為につながりかねない男性の視線から守るためという。
 昨年末、タリバン最高指導者アクンザダ師の名で布告を出した。布告によれば、住宅を建てる際、女性が暮らす近隣の土地を見下ろすような窓を設置してはならず、既にある場合は壁などで視界をさえぎる必要があるとしている。
 暫定政権のムジャヒド報道官は「台所や中庭で働いたり、井戸で水をくんだりする女性を見ると強制わいせつ行為に走ることがある」と説明した。 

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