北朝鮮航空機が上海に=5年ぶり、観光再開は延期 2024年12月30日 19時18分

 【北京時事】北朝鮮専門サイト「NKニュース」などは30日、同国の高麗航空の航空機が29日、首都平壌から中国の上海浦東国際空港に到着したと報じた。2019年12月以来5年ぶりとみられる。
 北朝鮮は昨年、コロナ対策の国境封鎖を段階的に解除。高麗航空は現在、中国との間で平壌と北京、瀋陽を結ぶ便を運航している。今回到着した航空機が臨時便だったのか、上海との間でも定期便が再開するのかは不明。中国のフライト情報アプリによると、平壌からの航空機が29日夜に到着し、30日未明に平壌に戻っていた。
 北朝鮮がロシアへの接近を加速させる中、中朝関係は冷え込みが指摘されている。北京の旅行会社は先に、北朝鮮への観光ツアーを12月から再開する予定だと発表。しかしその後、北朝鮮側から受け入れを認める通知が来なかったといい、ツアーは延期されている。 

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