米インテル、CEO退任=出戻りエース、苦境脱せず 2024年12月03日 00時41分

米半導体大手インテルのゲルシンガー最高経営責任者(CEO)=6月4日、台湾・台北(AFP時事)
米半導体大手インテルのゲルシンガー最高経営責任者(CEO)=6月4日、台湾・台北(AFP時事)

 【シリコンバレー時事】米半導体大手インテルは2日、ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)が1日付で退任したと発表した。技術部門のエースとして知られ、2021年に出戻りの形で就任。競合他社にシェアを奪われる苦境からの脱出を託されたが、生成AI(人工知能)需要もつかみきれず、巨額赤字に陥った。
 インテルは選考委員会を設置し、後任探しを急ぐ。選任まではジンスナー最高財務責任者(CFO)と製品責任者のホルトハウス氏が共同で暫定CEOを務める。
 米ブルームバーグ通信によると、取締役会がゲルシンガー氏から改革の進捗(しんちょく)状況を聴取した後、自ら退任するか、解任されるかを選ぶよう迫った。同氏の手腕への不信が背景にあったという。 

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