「曲がったツリー」今年も=町の決定に住民賛否―英 2024年12月02日 06時20分
【ロンドン時事】英ロンドンから約120キロ北の町マーチに、幹が曲がったクリスマスツリーが2年連続で登場した。昨年のツリーが話題になったことから、町当局が「二匹目のどじょう」を狙って同じような木を注文。だが英メディアによると、この決定に住民の間では賛否両論が起こっている。
昨年のツリーは上部が自然に傾いており、SNSなどを通じて注目が集まった。イタリアの「ピサの斜塔」に例える人も出てきて、ツリーを見ようと観光客が訪れるなど、大きな宣伝効果があったという。昨年のツリーは掛け時計などに加工して販売され、今年のイルミネーション費用に充てられる予定だ。
町には11月中旬、高さ約9メートルの「曲がったツリー」が到着。クリスティー町長はテレビインタビューで「不完全な木があるなら、廃棄されるよりはこちらで使いたいと業者に頼んだ」と明らかにしたが、住民の意見は分かれている。メディアの取材に「素晴らしい選択」と歓迎する人がいる一方、ある女性は「去年は目新しかったが、もう飽きられていると思う」とあきれた表情だった。