ロ本土にウクライナ再攻撃=米ミサイルの残骸公開 2024年11月27日 06時22分
ロシア国防省は26日、西部クルスク州の軍事目標を狙い、ウクライナ軍が23、25両日に米国製の長距離地対地ミサイル「ATACMS」で攻撃してきたと発表した。負傷者が出たと認めた上で、ミサイルの残骸の写真も公開。「対抗措置(報復)を準備している」と警告した。
バイデン米政権が供与した長距離ミサイルによるロシア本土攻撃を容認後、ウクライナ軍は19日に初めて西部ブリャンスク州の弾薬庫を狙ってATACMSを使用したばかり。今回はそれに続く事例となる。
ロシア国防省によると、23日に州都クルスクから北西37キロに展開する地対空ミサイルシステム「S400」部隊に向けて5発が撃ち込まれ、3発を対空防衛システム「パンツィリ」で撃墜したが、2発が命中。負傷者が出たほか、レーダーが破損した。
25日にはクルスク近郊の軍用飛行場にATACMSによる攻撃があり、8発中7発をS400などで撃ち落としたが、1発が着弾。軍人2人が軽傷を負った。