対ウクライナ越冬支援を強化=「戦勝計画」も討議―EU首脳会議 2024年10月18日 10時08分
【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は17日、ブリュッセルで首脳会議を開催した。ロシアの侵攻を受けるウクライナが冬を迎えるのを前に、エネルギー安全保障を緊急に強化することを確認。会議に出席した同国のゼレンスキー大統領が各国に示した「戦勝計画」についても議論した。
EUは採択文書で、エネルギー部門での支援を巡り「緊急の人道支援に取り組むとともに、システムを長期的に強靱(きょうじん)化する」と強調した。ロシアの凍結資産を活用した融資といった支援履行の重要性を明記。防空システムや弾薬の供与を加速させるよう各国に求めた。
戦勝計画を巡っては、ゼレンスキー氏が記者会見で、「非常に建設的な対話だった」と明かした。同氏によれば、全27カ国のうち18カ国の首脳が発言し、大半の国が全面的な支援を表明した。