アサンジ元被告が豪帰国=米機密漏えい、収監5年で幕引き 2024年06月26日 19時18分

26日、オーストラリアの首都キャンベラの空港に到着後、支持者に向かって喜びを表すジュリアン・アサンジ元被告(EPA時事)
26日、オーストラリアの首都キャンベラの空港に到着後、支持者に向かって喜びを表すジュリアン・アサンジ元被告(EPA時事)

 【シドニー時事】米国の機密情報を漏えいし、英国で5年以上収監されたジュリアン・アサンジ元被告(52)が26日、出身地オーストラリアに帰国した。これに先立ち、元被告は米自治領サイパン島の裁判所で、司法取引に基づき禁錮5年2月の判決を受けた。英国での収監により服役を終えたと認められ、事件は幕引きとなった。
 元被告は同日夜、空路で豪首都キャンベラに到着し、家族と再会した。この後、妻ステラさんが記者会見し「夫は支援してくれた全ての人に感謝を伝えてほしいと言っている。健康回復と家族で過ごす時間を頂きたい」と述べた。
 内部告発サイト「ウィキリークス」創設者の元被告は2010年から、アフガニスタン、イラク両戦争に関する米軍の機密情報などを暴露。19年にロンドンで英警察に逮捕され、米司法当局からスパイ防止法違反の罪で起訴されたが、米本土への移送停止を求めていた。 

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26日、オーストラリアの首都キャンベラの空港で妻と抱き合うジュリアン・アサンジ元被告(中央)(AFP時事)
26日、オーストラリアの首都キャンベラの空港で妻と抱き合うジュリアン・アサンジ元被告(中央)(AFP時事)
26日、キャンベラで記者会見するアサンジ元被告の妻ステラさん(中央)(AFP時事)
26日、キャンベラで記者会見するアサンジ元被告の妻ステラさん(中央)(AFP時事)

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