仏俳優アヌーク・エーメさん死去、92歳=「男と女」「8 1/2」 2024年06月18日 21時51分

仏俳優アヌーク・エーメさん=2019年2月、パリ(AFP時事)
仏俳優アヌーク・エーメさん=2019年2月、パリ(AFP時事)

 【パリ時事】「男と女」など数多くの映画に出演し、人気を博したフランスの俳優アヌーク・エーメさんが18日、パリの自宅で死去した。92歳だった。娘で俳優のマヌエラ・パパタキスさんがSNSで公表した。
 1932年、パリで俳優の両親の下にフランソワーズ・ドレイフュスとして生まれる。47年に銀幕デビュー。恋愛映画「火の接吻」(49年)や、50年代の「汽車を見送る男」「恋ざんげ」などに出演して注目を集めた。
 イタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニ監督の「甘い生活」(60年)、「8 1/2」(63年)への出演で名声を確立した。クロード・ルルーシュ監督の「男と女」(66年)ではヒロイン役を好演。作品はカンヌ映画祭で最高賞に輝き、印象的な主題歌は「ダバダバダ…」と口ずさまれて世界的にヒットした。 

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