二大政党党首がTV討論=スナク首相に厳しい評価―英総選挙 2024年06月13日 07時32分

 【ロンドン時事】来月に総選挙を控えた英国で12日、与党・保守党のスナク首相と最大野党・労働党のスターマー党首によるテレビ討論が行われた。税制や医療改革などの課題を巡り会場から厳しい質問が殺到。それぞれの討論ぶりを評価する直後の調査では、スターマー氏が6割以上の支持を得て「圧勝」した。
 討論はスカイニューズ・テレビが主催。両氏が別々に登壇し、会場の市民の質問に答える形で実施された。支持率で劣勢に立たされる保守党のスナク氏は、インフレ抑制など経済政策の成果を懸命にアピールしたが、会場からは「(混乱する党を)信頼できるのか」と否定的な反応が相次いだ。
 一方、スターマー氏は「(首相になった)その日から(諸問題の解決に)ぶつかっていく」と政権交代への意欲を改めて強調。調査会社ユーガブによる「どちらが良かったか」を問う世論調査では、スターマー氏64%、スナク氏36%との結果が出た。 

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