ガザ新停戦案実現へ協議=米長官、イスラエル首相と会談 2024年06月11日 06時57分

10日、エルサレムで会談するブリンケン米国務長官(左)とイスラエルのネタニヤフ首相(同国政府提供)(EPA時事)
10日、エルサレムで会談するブリンケン米国務長官(左)とイスラエルのネタニヤフ首相(同国政府提供)(EPA時事)

 【ワシントン、カイロ時事】中東歴訪中のブリンケン米国務長官は10日、エルサレムでイスラエルのネタニヤフ首相と会談し、イスラム組織ハマスとの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザ情勢について協議した。バイデン米大統領が5月末に発表した新停戦案も議論し、ハマス壊滅を目指す構えを崩さないネタニヤフ氏に合意実現に向けた働き掛けを強めたもようだ。
 米・イスラエル両政府が発表した。昨年10月のハマスによるイスラエル急襲後、ブリンケン氏の中東入りは8回目。
 ブリンケン氏は会談で、米国をはじめ各国首脳らが停戦案を支持すると強調した。米側はハマスに合意受け入れを迫っている。
 ブリンケン氏は10日、エジプトで記者団に対し、バイデン氏が発表したガザ停戦案はイスラエル政府も受け入れている「公式的な立場だ」と説明。「現時点でハマスだけが拒否している」と述べ、ハマスが合意するようアラブ諸国に圧力強化を訴えていた。 

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