小型船の中国人逮捕=河口進入、「自由求めて来た」―台湾 2024年06月11日 05時47分
【台北時事】台湾の海洋委員会海巡署(日本の海上保安庁に相当)は10日、北部・新北市淡水の淡水河の河口に小型船で進入した中国籍の男を逮捕したと発表した。「出入国・移民法」などに違反した疑いで詳しい経路や動機を調べている。
海巡署によると、9日午前、淡水沖6カイリ(約11キロ)の海上で不審な船を発見。監視していたところ、船は河口に入り、他の船と接触事故を起こした。駆け付けた海巡署員が乗船していた男1人をその場で逮捕した。
複数の台湾メディアは、男は60歳前後で、200キロ以上離れた福建省の漁港から出航したと伝えた。当局の調べに対し「自由を求めて来た」と話しているという。