「空飛ぶタクシー」米新興が商用化=当局認可、来年にも運航 2024年06月06日 08時46分

「空飛ぶタクシー」の開発を進めている米新興企業アーチャー・アビエーションの機体(同社提供・時事)
「空飛ぶタクシー」の開発を進めている米新興企業アーチャー・アビエーションの機体(同社提供・時事)

 【ニューヨーク時事】「空飛ぶタクシー」の開発を手掛ける米新興企業アーチャー・アビエーションは5日、米連邦航空局(FAA)から商用運航に向けた認可を得たと発表した。トヨタ自動車やANAホールディングスと提携している米ジョビー・アビエーションに続く2社目で、来年にも米国内などで運航を始める予定だ。
 アーチャーのゴールドスタイン最高経営責任者(CEO)は米テレビ局の取材に対し「今回の認可によって、当社は事実上の航空会社となり乗客を運べるようになった」と述べた。ただ、実際の運航にはFAAから機体の型式証明を取得することも必要になる。
 アーチャーは、電動垂直離着陸機(eVTOL)「ミッドナイト」の開発を米ユナイテッド航空などの支援を受けて進めている。ニューヨークやカリフォルニア州サンフランシスコ、ロサンゼルスなどのほか、アラブ首長国連邦(UAE)でのサービス開始を目指している。 

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