元首相暗殺犯の息子当選=収監中の分離独立支持者も―インド総選挙 2024年06月05日 21時25分
【ニューデリー時事】4日開票されたインド下院総選挙で、インディラ・ガンジー元首相の暗殺犯を父に持つ男性候補が北部パンジャブ州の選挙区から無所属で出馬し、当選した。地元メディアによると、男性はシーク教徒の多い同州の分離独立運動を支持しており、波紋が広がっている。
当選したサラブジート・シン・カルサさんの父親は、同国初の女性首相だったガンジー氏の護衛を務めていたが、1984年に別の護衛と共に同氏を殺害した。分離独立を求めてパンジャブ州のシーク教総本山の寺院に立てこもった過激派を制圧したガンジー氏への報復とされる。