地滑り捜索を中止=収束せず「危険」―パプア 2024年06月05日 21時02分

パプアニューギニア・エンガ州の地滑り現場で、捜索活動を行う地元住民=5月30日(AFP時事)
パプアニューギニア・エンガ州の地滑り現場で、捜索活動を行う地元住民=5月30日(AFP時事)

 【シドニー時事】南太平洋のパプアニューギニア軍は5日、先月下旬に起きた地滑り現場で捜索活動を中止したことを明らかにした。崖崩れが収まらずに危険なため、これ以上捜索を継続できないと判断。現場一帯を立ち入り禁止とした。AFP通信が伝えた。
 これまでの捜索で9人の死亡が確認された。パプア政府は当初、「2000人以上が土砂に埋まった」と推計していたが、パプア軍のジョー・アク少佐はAFPに対し、「犠牲者は650人に近い」との見方を示した。国連機関は「670人以上」と推計していた。 

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