靖国落書き「現地法令順守を」=中国外務省 2024年06月03日 19時59分
【北京時事】靖国神社の石柱にスプレーで落書きされた事件に関し、中国外務省の毛寧副報道局長は3日の記者会見で、国外の自国民に対し「現地の法令を順守し、理性的に要求を表明することを改めて促したい」と苦言を呈した。落書きの様子は中国のSNSで広く出回っており、中国人の男が関与した疑いがあるとして、日本の警視庁が捜査している。
毛氏は「関連報道を注視している」とした上で、靖国神社については「日本軍国主義が対外的に戦争を発動した精神的な象徴だ」と非難。「日本側は侵略の歴史を直視して反省し、実際の行動でアジアの隣国と国際社会の信頼を得るべきだ」とも述べた。