インド西部の娯楽施設で火災、33人死亡=首都では新生児7人犠牲に 2024年05月26日 06時20分

25日、インド西部グジャラート州の娯楽施設で消火活動を行う消防隊員(AFP時事)
25日、インド西部グジャラート州の娯楽施設で消火活動を行う消防隊員(AFP時事)

 【ニューデリー時事】インドメディアによると、西部グジャラート州の娯楽施設で25日、火災が発生し、子供9人を含む少なくとも33人が死亡した。一方、首都ニューデリーの小児病院でも同日、少なくとも新生児7人が死亡する火災が起きた。
 娯楽施設の火災は内部での溶接作業が原因との情報もあり、当局が調べている。現場からの映像では施設から激しい炎と黒い煙が上がり、一部が倒壊していた。中にはボウリング場やゴーカートサーキットなどがあり、当時は多くの客で混雑していた。
 警察は施設の責任者らを逮捕。非常口は一つしかなく、建物の防火対策などを証明する書類を届け出ていなかったという。モディ首相はX(旧ツイッター)に「非常に心を痛めている」と投稿。犠牲者に哀悼の意を示し、負傷者の回復を祈った。
 小児病院の火災では、救出された新生児12人のうち7人が治療中に死亡した。犠牲者はさらに増える恐れがある。当局は出火原因を調べるとともに、過失の疑いも視野に建物の所有者に対する捜査を始めた。 

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