非武装地帯で地雷埋設=韓国との関係断絶反映か―北朝鮮 2024年05月17日 18時26分

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(AFP時事)
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(AFP時事)

 【ソウル時事】韓国軍関係者は17日、北朝鮮軍が最近、韓国との軍事境界線沿いの非武装地帯(DMZ)で大規模な地雷埋設を進めていると明らかにした。韓国を「第1の敵対国」と位置付け、南北関係の断絶を命じた金正恩朝鮮労働党総書記の指示を反映した可能性がある。
 北朝鮮は昨年12月、かつて南北の経済協力事業が実施された開城工業団地や景勝地の金剛山などと韓国を結ぶ道路に地雷を埋め遮断した。さらに、先月からDMZの北朝鮮側全域で地雷を埋設している。こうした状況を韓国軍が確認した。
 韓国メディアによると、DMZ各地で地雷埋設に動員される北朝鮮の兵士は数百人を超える。北朝鮮は過去にも地雷埋設を行っていたが、今回は異例の規模という。 

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