激辛チップス食べ少年死亡=SNSの挑戦企画に参加―米 2024年05月17日 14時59分

世界一辛い唐辛子とされるキャロライナ・リーパー=2019年12月、セルビア(AFP時事)
世界一辛い唐辛子とされるキャロライナ・リーパー=2019年12月、セルビア(AFP時事)

 激辛トルティーヤチップスを我慢しながら食べるSNS上の挑戦企画「ワンチップチャレンジ」に参加した米東部マサチューセッツ州在住の少年が、唐辛子の辛味成分カプサイシンの過剰摂取が原因とみられる心停止で死亡した。州検視当局が16日に公表した報告書で明らかになった。
 ニューヨーク・タイムズ紙などによると、死亡したのは当時14歳の少年。昨年9月に世界一辛い唐辛子の一つとされるキャロライナ・リーパーなどを使ったチップスを食べ、数時間後に死亡した。当局は、死因は「特定できなかった」ものの、少年に心肥大があったため、カプサイシン摂取が心停止につながったとの見解を示した。
 このチップスのパッケージはひつぎ型で、死に神や骸骨などの絵があしらわれていた。製造会社は少年死亡を受け、すぐに製品を店頭から撤去した。
 AFP通信によると、ワンチップチャレンジでは西部カリフォルニア州で若者3人が入院。中西部ミネソタ州では7人が体調を崩している。 

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