与正氏、対ロ輸出を否定=改良放射砲はソウル攻撃用―北朝鮮 2024年05月17日 11時44分

北朝鮮の金与正朝鮮労働党副部長=2022年8月、平壌(朝鮮中央通信提供)(AFP時事)
北朝鮮の金与正朝鮮労働党副部長=2022年8月、平壌(朝鮮中央通信提供)(AFP時事)

 【ソウル時事】北朝鮮の金与正朝鮮労働党副部長は17日、談話を発表し、最近開発や改良を進めた放射砲(多連装ロケット砲)やミサイルなどについて「ロシアへの輸出用ではない」と主張した。これらはソウルへの攻撃を想定した兵器と説明し、韓国が対決姿勢を強めれば「自らの頭上に暗雲と呪いの影が垂れ込める」と強調した。
 朝鮮中央通信が伝えた。与正氏は金正恩総書記の妹。談話で「朝ロの武器取引説は論評する価値もないでたらめな臆測だ」と述べ、「われわれの軍事技術をどこにも輸出する意向はない」と強弁した。 

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