「ゴジラ」優勢、「君たちは」競る=米アカデミー賞でメディア予想 2024年03月08日 16時27分

映画「ゴジラ―1.0(マイナスワン)」の一場面(〔C〕2023 TOHO CO.,LTD.)
映画「ゴジラ―1.0(マイナスワン)」の一場面(〔C〕2023 TOHO CO.,LTD.)

 【ロサンゼルス時事】米映画界最高の栄誉とされるアカデミー賞授賞式を10日(日本時間11日)に控え、米メディアが続々と受賞予想を報じている。候補入りした日本の3作品では「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」が視覚効果賞で優勢。他の米国作品に比べ低予算ながら、CG表現などの質の高さが支持を集めている。
 長編アニメ映画賞にノミネートされた宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」は競る展開。同作は米国各地の賞レースで先行してきたが、興行的な成功の観点から「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」を推す声に勢いがある。
 国際長編映画賞では役所広司さん主演の「PERFECT DAYS」(ビム・ベンダース監督)が、英国の「関心領域 The Zone of Interest」を追う展開。ナチス・ドイツ時代のポーランドでアウシュビッツ収容所の隣に住む所長一家を描いた同作は作品賞候補にも入っており、頭一つ抜けているとの見方が大勢だ。
 作品賞では、「原爆の父」と呼ばれた科学者ロバート・オッペンハイマーの伝記映画「オッペンハイマー」の受賞が有力視される。 

その他の写真

映画「君たちはどう生きるか」の北米版ポスター(〔C〕2023 Studio Ghibli)
映画「君たちはどう生きるか」の北米版ポスター(〔C〕2023 Studio Ghibli)
役所広司さん主演「PERFECT DAYS」の一場面(〔C〕2023 MASTER MIND Ltd.)
役所広司さん主演「PERFECT DAYS」の一場面(〔C〕2023 MASTER MIND Ltd.)

海外経済ニュース